求人票と何もかもが違う!自動車部品工場

私は大学を卒業し上場企業であるスーパーマーケットに就職していました。しかし勤務環境の悪さについていくことができず
年で離職。
その後正社員や非正規社員など多くの仕事を転々とすることになりました。
そんな数多くの企業の中でも職場環境や待遇などの点で類を見ない劣悪な企業がありました。
 
 

好待遇を謳う求人票

その自動車部品工場の求人票は他の求人よりも良い条件を提示していました。仕事内容はNC旋盤で製作した自動車部品の梱包。契約社員で月給17万1週間の昼夜交代勤務月休日は8日以上で残業は月10時間程度。そして正社員登用有という内容でした。一見すると好条件には見えませんが、地方都市であること、尚且つ折から不況で求人が減っていることを勘案すると魅力的な求人に思えました。また20代後半だったということもあり安定した正社員の地位も欲しかったことなども重なり私は迷わずこの求人に応募しました。
 
 

入社早々の残業・休日出勤

入社して1日目のことです。定時になったので帰ろうとし上長に会いに行きました。すると「残業できる?」と尋ねられます。
残業が全くない職場であることは求人票で確認済みです。
私は初日で疲れているものの承諾しました。しかしこの時点で残業の時間数を聞かなかったことは私の失敗でした。
定時を過ぎて3時間残業
心底くたびれ果てたのは言うまでもありません。
何か嫌な予感がし毎日こんなペースで皆働いているのかと周囲に聞いてみると案の定そうでした。
しかも土日も関係なく働いていると言うことです。それを聞いて愕然としたのは言うまでもありません。2日、3日と文句を言わず働いていたのですが4日目に我慢できず直属の上司に抗議しました。
「今忙しい時期だから仕方がない。ハローワークの求人票には勤務条件を細かく書けない」という納得いかない答えが返ってきました。
何度も辞めようと思いましたが雇用環境を考えるとそう簡単に辞めるわけにいきません。我慢しようと決心しました。
 
 

10日後、体が悲鳴をあげ退職

昼勤の週を終え、夜勤の週に入りました。夜勤でも1日3時間の残業と土日の休日出勤があります。仕事も金属の部品を扱うということで重労働です。
それでもどうにか辞めないように頑張っていました。しかし入社して10日経った日のことです。
夜勤明けで昼間寝ていると全身を倦怠感が遅い強い発熱に襲われました。
めまいがして立ち上がることもできません。もちろんその日は欠勤してしまいました。
その次の日も欠勤してしまいます。このまま悪い流れに掴まりまた仕事を辞めてしまうという最悪のシナリオが頭を過ぎりました。
しかしどんなに会社に行こうと思っても体が言うことを聞きません。結局そのまま会社を辞めることになりました。
 
 

入社後でなければわからない職場環境、潔く辞めるという決断も大切

たったの10日間で会社を辞めてしまうのは悔しい経験になりました。
しかし求人票の条件のみをアテにして就職してしまった自分の浅はかさを身をもって知ることができたのはいい勉強になりました。
その後就職した仕事は派遣の仕事で条件も待遇も劣る企業でした。
しかし派遣会社を通じて職場見学をし、担当者からも職場の状況を詳しく聞いたうえで働くことを決めたので長期にわたって仕事をすることができました。
なによりも心身ともに爽やかな気持ちで働くことができると言うのが以前の職場と違います。
その意味では不断二の次にしてしまいがちだった健康のありがたみを知ることができたという点で良い経験になった職場でした。
職場を短期で辞めてしまうのはネガティブに見られがちで実際転職の際のデメリット材料と見做されがちです。しかし無理して体が壊れるまで働き健康を害してしまっては元も子もありません。
求人票の内容と実際の職場の環境、並びに自分を状態を常にチェックしながら働くことが大切で、場合によっては短期であっても潔く悪条件の会社を辞めてしまうということが大切であるように思います。

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