飲食業界がブラックと言われているわけを身を持って実感

 
 
散々ブラックだと言われている飲食業界に
 
ブラックだ、劣悪な雇用環境だと散々言われている飲食業界。当時20代前半であり若く世間知らずであった私は、人々が流す飲食業界のうわさについて、絵空事のように捉えておりました。今は就職難の時代。資格無し、高卒の自分が普通の会社に就職するなどまず不可能であり、残るは飲食業界しかありませんでした。ハローワークで飲食店正社員の求人を見つけ、応募をしましたが一週間以内に連絡が来ると言われていたのに、なんと二週間も待たされてしまいました。その間、痺れを切らして、応募をした飲食店に直接出向き、店員にどうなっているのか尋ねたくらいです。この話を他人にすると、その店はやめておけと注意されましたが正社員の道はここしかないと、私はこの店にしがみついたのです。二週間経過し合格の連絡がきて、早速お店に出勤しましたが雇われ店長と話が噛み合わず、コックと店長と経営者の説明がそれぞれ異なっており、面倒だなと思いながらも生活費欲しさに仕事を開始しました。
 
 

働き始め休日が皆無である事に気付く

ふわふわとした雇われ店長の言うままに仕事を始めましたが、わざわざ出勤したのに突然今日は休業になったと言われ家に帰されたり、求人情報においては一日8時間勤務とされていたのに、仕事を終えて帰宅をしようとする度に店長やコックに呼び止められ毎日約二時間サービス残業をさせられました。正社員ですが交通費無し、各種手当は極小、給料はお恥ずかしながら時給にすると最低賃金ぎりぎりでした。まかないは出されますが、正直残飯です。なんと、休日が一日も無いのです。毎日サービス残業も含め10時間働き、通勤に二時間掛かり、休日がたったの一日も無いのですからノイローゼ状態に。休日は無いのが当たり前かのような風潮が店内にはあり、他の従業員も一日も休まず労働していました。現代版奴隷でしょうか。ふと、出勤しなくなり以降目にしなくなった従業員も。
 
 

辞めたいと告げると給料を取り上げられる

飲食店の多忙さ、クレームの多さ、客層の悪さ、店長やコックの態度などにすぐに不満を覚え辞めたいと告げました。ところが、辞めたいと告げると、こちらを非難し辞めさせないように給料の支払を後のばしにさせられました。今辞めると、働いた分の賃金は支払わないぞということです。超低賃金でまじめに働いてくれる従業員は、手放したくなかったのでしょう。ハローワークでこの仕事だけが余っていたのも、飲食業界の劣悪な雇用環境を熟知している人ばかりであり、応募が無かったのでしょう。サービス残業を強いられ不本意であるためにイライラしながら働きましたが、それを注意され給料が出ないからだと告げると、叱られました。まともな飲食店では、セクハラしてくる客は出入り禁止にすると聞きますが、このお店では、お金を支払ってくれるからと野放し。私は低賃金で働くただのウエイターだというのに、キャバクラ嬢かのようにセクハラを受け、暴言を吐かれ、ストレスが溜まりました。後にこのセクハラがトラウマとなり、精神に影響も。
 
 

とうとう給料を下げられる

給料を払ってくれないどころか、最低賃金よりも給料が下がっていることに気付きました。まかないが出るから低賃金でも甘受するべきだと自分を誤魔化していましたがサービス残業でただ働きをさせられ、賃金に見合わないセクハラをされ、交通費も出ず毎日罵られ給料までごまかされてしまえば、まるで労働ではなく奴隷、もしくはボランティアだと思えました。給料云々よりも、店への恨みが募り、私は未払の給料はいらないと、お店をばっくれました。給料が惜しいと思う人もいるでしょうが、私にとってはブラック飲食店が人手不足となり困ればいいと、清々した気持ちで店を後にしました。働いていた期間はたったの三ヶ月ですが、この三ヶ月間、自分を搾取されるような不快感がありました。飲食店で働くことを考えている人は、十分注意してください。

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