深夜1時までサービス残業当たり前!有給は取れない前提

 
 
大学で就活をしなくてはいけない時期に体を壊し、卒業しても就職先が決まらず、困っていたところ、学生時代バイトをしていたところから声がかかり、お土産物販売店の店長代理として働くことになりました。
フリーターの身分ではありましたが、正社員登用などもあるという話だったので、ここで頑張ろうと思いお話を受けました。
声をかけてもらえたことはとてもありがたかったのですが、店長代理となってみると、バイト時代にはわからなかったブラックぶりがわかってきました。
 
 

サービス残業当たり前!超繁忙期以外は人件費は一律!

店長代理ということで、フリーターながら正社員と同じ仕事をするようになりました。しかし、まず言われたのが「人件費は自分の分は、売り上げの良い時以外は残業でつけないで!」ということでした。販売の仕事でしたが、私が店長代理となった当時すでに全体的な売り上げがあまりよくなく、人件費が売り上げを上回ることがありました。
パート・アルバイトの人たちは人件費や残業代をきっちりつけていましたが、店長や店長代理になると、残業代はないのが当たり前となっていたのです。唯一、お盆やクリスマス・GWなど売り上げの見込める時だけは、残業代をつけても良いことになっていました。しかし、フリーターで自給計算の上残業代が付かないとなると、店長代理ではなくアルバイトとして働いたほうがよほど給与が良い、という状態でした。
 
 

有給は取らないもの!上司の許可が必要って!

労働者の権利である有給も、独自のルールがあり実質とれないようなものでした。有給を取りたければ、まずはシフトを入れたうえで、代理の人を探してシフトを替ってもらうのが条件でした。さらに、有給の申請は上司の許可も必要でした。結婚式に参列するなど、私的な理由ではほとんど通りませんでした。なぜ申請が通らないか聞いたところ、「そんなのは前からわかっているんだから、普通に休日を取ればよい」ということでした。実際、ほとんどの社員・パート・アルバイトに至るまで、有給をつかえた人はいませんでした。「売り上げが厳しいんだから、そういったことは会社に協力するのが当然」という雰囲気で、私自身、有給ってそういうものだと思い込んでいました。
 
 

他部署の仕事までまわってくる上昇給もなし

お店の店長代理としてお店の運営・スタッフ教育だけという仕事内容ではなく、なぜか他部署の仕事まで店長たちがしないといけないという変なルールがありました。販売だけでなく、飲食やなぜか結婚式の手伝いまで、「なぜうちの部署が!」という仕事が何回もまわってきました。一度「自分のところだけでも十分大変です」と訴えたことがありましたが、やはり「会社に協力しなさい」という答えしか返ってきませんでした。ほとんど、会社の便利屋のように使われる部署でした。正直他部署は何をやってるのか?と思うほど業務外の仕事が回ってきて、残業代はつかなくても深夜1時まで働く羽目になりました。
しかし、そこまでやっても働きは認められず、正社員登用どころか昇給さえありませんでした。
 
 

まずは正社員でまともに給与が払われる会社に転職

不満を抱えたままフリーターとして約5年働きましたが、とうとう会社が倒産することになり、倒産するより前に転職をしました。退職するにあたり、もちろん有給消化などもできず、お金もないままとにかく仕事を見つけました。
まずは正社員であること、給与がしっかり支払われることは前提にしました。そして運よくやりたい仕事をみつけ、今は給与もボーナスもなんとかもらえる会社に就職できました。今回は有給もとても簡単に取れる会社で、今更ながら、なんであの時我慢して働いていたのか、と思うほどです。あとから聞いた話では、倒産した会社は労働監督署からみで有給の件など指摘を受け、最後は全員有給を消化したとのことでした。私も有給消化すれば良かったと思いながらも、やはり違法だとわかってやっていたんだと悔しい思いです。

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